「あの時は、やっと戸建てに住めるんだなと、ひと安心したんだ」。相馬市の災害公営住宅「程田明神前団地」で行政区長を務める但野一男(76)は、引っ越してきた2013(平成25)年夏の気持ちを振り返る。団地は、東日本大震災の被災地で最も早く完成した戸建ての災害公営住宅だった。 津波で大きな被害を受けた相馬市は、入居5年後の払い下げを想定した災害公営住宅を程田明神前団地など市内3カ所に整備した。 但野...
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