身近な存在の調味料「みそ」は、使い方や素材によって料理のバリエーションを無限大に広げてくれる頼もしい存在。近年、その健康効果は世界的に注目を集め、がんや生活習慣病の予防、老化防止や美白効果もあるという研究結果も。みその健康効果やおいしさを引き出す料理の研究に取り組む橋本ヨシイ先生が、みその魅力満載のレシピを紹介します。
【栄養価】エネルギー37ロカロリー、食塩相当量1.1グラム ※1人分の値
◆材料 <作りやすい分量(約2人分×2回分)>
・みそ.........大さじ2
・甘酒(米麹、濃縮のタイプ).........大さじ1
・キュウリ.........1本
・カブ.........2個
・セロリ.........1/2本
・ミョウガ.........2本
◆作り方
(1)野菜はそれぞれ食べやすい大きさに切り、ジッパー式のポリ袋に入れる。
(2)みそと甘酒を(1)に加え、軽く手でなじませたら冷蔵庫で1~2日漬ける。
※他にもニンジンや大根など、冷蔵庫の残り野菜で楽しめます。
※みそ床のポイントは「みそ2:甘酒1」
【ワンポイント】
江戸時代には夏の滋養強壮剤として飲まれた「甘酒」と、同じ麹仲間の「みそ」でおいしく漬物を作りましょう。少しずつ冷蔵庫に残っている野菜やあり合わせの野菜で作れるので、エコクッキングにもなります。ご飯にも酒の肴にも合い、「簡単、おいしい、ヘルシー」の言葉がぴったりの野菜を使った発酵食レシピです。仕事を持っていて忙しい人や、料理を作るのが億劫(おっくう)な人にもおすすめです。
掲載誌情報
2021年7月号・Me&You「橋本ヨシイ先生監修・健康おいしいみそレシピ」より