東日本大震災と東京電力福島第1原発事故から10年半が経過し、自治体には大量の「震災文書」が蓄積されている。どのように保全するかは、それぞれの判断に委ねられているのが実情だ。原発事故で避難指示が出された12市町村への聞き取りを中心に、震災に関連した文書を保全する上での課題などを探った。 大熊町の帰還困難区域にある公共施設には、ほこりのかぶった段ボールが所狭しと積み上げられている。中に入っているの...
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