東日本大震災と東京電力福島第1原発事故では、被災地に根付いてきた伝統文化の継承が大きな課題となっている。いまだ避難が続く双葉町では担い手不足などの問題を抱えながら、地域の伝統芸能を守ろうと住民が奮闘を続けている。 「神楽と太鼓を2時間練習して、あとの1時間は酒飲み。それが楽しかった」。双葉町中野、中浜両地区の神楽を継承する、浜野はまなす会長の新家俊美さん(67)は、気心の知れた仲間たちと練習し...
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