私も「語る立場」に 被災体験の共有必要、記憶や教訓風化懸念

03/09 12:55

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「伝承館が自分の身に置き換えて震災のことを考えられる場所になってほしい」と話す渡辺さん

 東日本大震災と東京電力福島第1原発事故から10年以上が過ぎ、記憶と教訓が「風化」するのではないかという懸念がある。では、どのように伝えていけばいいのだろうか。浜通りに整備された震災伝承施設を巡ってみることにした。  富岡町の「とみおかアーカイブ・ミュージアム」を訪れた。町災害対策本部を再現したブースなどの展示からは、当時の緊迫感が伝わってくる。見どころはたくさんあったが、取り壊されたJR常磐線夜...

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