【浜通り13物語】第3部・2人の相談役/原発事故、激変した業務

11/08 11:45

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東日本大震災後に考えた復興への思いを語る鹿股亘氏

 被害調査や仮設建物設置  2011(平成23)年3月11日、富岡町出身の鹿股亘は娘の中学校の卒業式に出席していた。PTA会長としてあいさつし、わが子の門出を見送った。勤務先は東京電力の関連会社「東双不動産管理」。午後からは自分が責任者を務める工事が行われていた福島第1原発に向かった。原発構内の事務所で準備を整え、現場に向かおうとしたところ激しい揺れが襲った。  工事の現場を監督していたのは大熊町出...

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