相互理解が現状変える 東京電力福島第1原発事故後、原発から半径20キロ圏内は原則として立ち入りが規制される「警戒区域」となり、境界には警察が常駐するゲートが設けられた。第2原発などの食堂を運営していた「鳥藤本店」の藤田大は、通行証を持っていたため毎日のように警戒区域に入っていた。 住民がいない地域では、音が消えていた。藤田は当時の状況を「漫画で言うなら、背景に『シーン』と書かれるぐらい静かだっ...
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