喜ぶ顔、意気に感じ届ける 「ここで農業を続けていけるのだろうか」。いわき市四倉の農業法人とまとランドいわきの専務だった元木寛は、2011(平成23)年3月の東京電力福島第1原発事故後に漠とした不安を抱えていた。東日本大震災の激しい揺れにより、元木がゼロから築き上げてきたトマトの栽培ハウスは大きな損傷を受けた。 元木は大熊町のサラリーマンの家庭に生まれ、福島高専に進学した。卒業後はJR東日本に就...
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