小高で接骨院再開の斎藤さん 2011(平成23)年3月、埼玉県のさいたまスーパーアリーナには東京電力福島第1原発事故で避難した双葉町民が身を寄せていた。その現場で、南相馬市小高区で接骨院を経営していた斎藤重宗は炊き出しに汗を流していた。当時、斎藤は浪江青年会議所(JC)の理事長だった。 斎藤は日体大を卒業後に柔道整復師の道を選び、古里で斎藤接骨院を開いた。原発事故を受け埼玉県の親戚宅へ避難中に...
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