目立つ若者流出に危機感 川内村出身の志賀風夏は2017(平成29)年、草野心平記念館「天山文庫」の管理人として古里に戻ってきた。ただ、その帰還は思い描いていた人生設計よりも早いものだった。村は東京電力福島第1原発事故による避難指示が早期に解除されたものの、若者の流出が目立っていた。危機感を持った志賀は管理人の募集を契機に、福島大を中退して戻ったのだ。 豊かな自然の中で、書庫の整理や訪れた人の案...
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