修業3日で開業 1969年、都内でサラリーマンとして働いていた18歳の瓶子(へいし)孝治郎さんの元に父善治郎さんから一通の手紙が届いた。脱サラして食堂を開店することに加え、こんな文言も書き添えられていた。 「長男だからって店を継ぐことはない。自分の道を進め」 福島市渡利で半世紀以上にわたり営業を続け、地元住民らに親しまれる「あさひや食堂」。善治郎さんは、地域に食堂が当時1軒しかなかったことに...
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