【まち食堂物語】あさひや食堂・福島市 愛込めて手作り半世紀

09/03 12:00

  • 有料記事
家族で力を合わせて食堂を切り盛りする(手前から)雄一郎さん、孝治郎さん、由美子さん(石井裕貴撮影)

 修業3日で開業  1969年、都内でサラリーマンとして働いていた18歳の瓶子(へいし)孝治郎さんの元に父善治郎さんから一通の手紙が届いた。脱サラして食堂を開店することに加え、こんな文言も書き添えられていた。  「長男だからって店を継ぐことはない。自分の道を進め」  福島市渡利で半世紀以上にわたり営業を続け、地元住民らに親しまれる「あさひや食堂」。善治郎さんは、地域に食堂が当時1軒しかなかったことに...

この記事をSNSで伝える:

  • X
  • facebook
  • line