【新まち食堂物語】食事処叶や・南相馬市 料理の季節感を大事に

07/14 13:00

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「お客さんに喜んで帰ってもらえれば、それだけで十分」。旅館仕込みのこだわりの料理を提供する良仁さん(石井裕貴撮影)

 魚屋から旅館、そして飲食店へ。南相馬市小高区の「食事処叶や」は、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故を経て、旅館から飲食店に業態を変えた。「お客さんに喜んで帰ってもらえれば、それだけで十分」。店主の牧野良仁(りょういち)さん(62)は謙虚に料理と向き合う。  旅館の前は魚屋だった。屋号は「叶屋」。父貞義さん(88)が旅館を始め、柔らかい印象を与えようと「叶や」に変えた。良仁さんにとって家業...

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