野球とラブコメディーを組み合わせた展開を得意とする漫画家、あだち充さんの作品には、息子の試合をこっそり見に来る父親が度々描かれる。仕事を抜け出したのを上司に見つかったり、息子の彼女をナンパしたりと、お笑い担当のような役どころだ ▼あだちさんの描く父親たちは、万難を排して駆けつけているはずなのに、試合を終えた息子に声をかけることはない。翌日の新聞を読み、その扱いに一喜一憂するだけだ ▼高校野球の福島...
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