第106回全国高校野球選手権大会(7日開幕、甲子園球場)に福島県代表として出場する聖光学院ナインは1日、全国大会前最後となる同校グラウンドでの練習を行った。
福島大会で背番号1を背負い、4試合に登板した高野結羽(ゆう)(3年)は福島大会後初めてブルペンに入り、捕手を座らせて直球やスライダーを中心に40球を投げ込んだ。福島大会では打者の内角を狙った球がボールとなり、外角で勝負するなど、細かい制球面で課題が残った。高野は「甲子園で戦うには打者の内角を厳しく攻めることが大切」と表情を引き締める。
高野と二枚看板で投手陣を引っ張った古宇田烈(同)も同じく福島大会後初ブルペン入り。変化球の精度を上げていくことをテーマに挙げ「目標の日本一に貢献するため、ゼロに抑えたい」と意気込んだ。チームは2日、大阪入りする。