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将来の妊娠備え健康に 森三中・大島美幸さん、妊活にアドバイス

08/05 08:15

パネル討論で妊娠や出産について意見を交わす(左から)中村さん、大島さん、荒田さん

 若い世代が将来の妊娠、出産や体の変化に備えて健康を管理する「プレコンセプションケア」に理解を深めるフォーラムが4日、郡山市で開かれた。1児の母でもあるお笑いトリオ「森三中」の大島美幸さんらが登壇し、パネル討論などを通じて「妊活」や健康への考えを語った。県の主催。

 プレコンセプションは「妊娠前」を意味する英語。妊娠や出産を経験する可能性が高い女性や、カップルに自身の体や健康について知ってもらうことで、健康な妊娠、出産の機会を増やし、将来の家族がより健康な生活を送れることを目指す取り組み。

 フォーラムでは、日本初の「プレコンセプションケアセンター」を設立した国立成育医療研究センター周産期・母性診療センター母性内科の荒田尚子医師が「なぜ今、プレコンセプションケアが必要なのか」と題して講演した。

 続いて、荒田さんと大島さん、1児の父で吉本興業の福島県住みます芸人「ぺんぎんナッツ」の中村陽介さん、福島医大大学院の後藤優依さん、福島学院大の坂本海斗さんが「みんなで考えよう、『ライフプランとプレコン』」をテーマにパネル討論を行った。

 このうち、荒田さんは生物学的に妊娠しやすい年齢など、それぞれの年齢を踏まえた対応の重要性を指摘した。大島さんは自身の妊活を振り返りながら「妊活は自身やパートナーと向き合う機会にもなる。早い段階で話し合えば食い違いも少なくなるので、若い人にもぜひ考えてほしい」と呼びかけていた。

 会場には妊活サービスや健康、子育てに力を入れる企業などが取り組みを紹介するブースも設けられた。

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