ロマンス詐欺2600万円被害　郡山の50代男性、SNSで投資勧められる

　１６日午前、郡山市の５０代男性が「マッチングアプリで知り合った女性を名乗る人物に現金をだまし取られた」と郡山署に届け出た。男性は計約２６００万円をだまし取られており、同署は交流サイト（ＳＮＳ）で相手に恋愛感情を抱かせる「ロマンス詐欺」事件とみて調べている。

　同署によると、男性は４月上旬、スマートフォンのマッチングアプリで女性を名乗る人物と知り合った。その後、通信アプリ「ＬＩＮＥ（ライン）」でやりとりを重ねるうちに、恋愛感情を抱くようになった。

　相手から「ショッピングモールサイトで店舗を経営すれば利益が出る」と誘われると、商品の仕入れ費用などを名目に６月上旬までの間、指定された３１の銀行口座にＡＴＭで３５回にわたり計約２６００万円を振り込んだ。

　男性が６月７日、追加送金のため金融機関を訪れた際に、職員が不審に思って同署に通報した。