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米シリコンバレー・昌平黌サテライトオフィス派遣 学生第1号

08/22 09:05

「何事にも積極的に取り組みたい」と意欲を語る熊坂さん

 米カリフォルニア州シリコンバレーにサテライトオフィスを設置したいわき市の昌平黌は25日から、運営する東日本国際大の学生1人をシリコンバレーに派遣する。巨大IT企業や新興企業の一大拠点での研修を通じ、チャレンジ精神などを学んでもらう。21日、同大で壮行会が開かれ、派遣される健康福祉学部3年の熊坂汐夏(ゆうか)さんは「学べることがたくさんあると思う。情報を吸収してきたい」と意欲を語った。

 東日大がシリコンバレーに学生を派遣するのは初めて。昌平黌は現地の企業「ビーブリッジ・インターナショナル」と学生の留学支援などに関する連携協定を結び、今月1日付で同社オフィスに昌平黌のサテライトオフィスを設置した。研修は同社の主催で31日まで行われ、アップルやグーグルの本社、スタンフォード大などを訪問予定。現地で活躍する人から個別に話を聞くイベントなどもあり、最後に学んだことを披露する発表会に臨む。

 大学で福祉について学ぶ熊坂さんは壮行会で「何事も積極的に取り組む意識を大事にしたい」と話した。中山哲志学長は「貪欲に学んできてほしい」と激励。緑川浩司理事長は「今回は1人だが、これから幼稚園、中学、高校、大学といろいろ展開していきたい」と話し、サテライトオフィスを拠点に来年度以降も昌平黌側から派遣を続けていく考えを示した。

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