文筆家の深田久弥さんが随筆集「日本百名山」を出したのは、1964年の夏だった。それから60年。深田さんが自ら選んだ百名山の文化や自然、登山の過程をつづった同書は今も愛され続けている ▼実は名山の選出は、昔から行われてきた。本県ゆかりの人物が選んだ名山のリストもある。白河藩主、松平定信に仕えた江戸時代の画家、谷文晁(ぶんちょう)は、名山89座の風景を描いた画集「日本名山図会」を残した ▼文晁は実際に...
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