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客室100室…双葉に新設ホテル 26年3月開業へ、会議室も完備

08/27 07:45

双葉町に建設されるホテルのイメージパース

 大和ハウスグループの大和ライフネクスト(東京都)が双葉町に整備する浜通り最大級の会議室を備えたカンファレンスホテル「FUTATABI FUTABA FUKUSHIMA(ふたたびふたばふくしま)」の地鎮祭は26日、双葉町中野地区の現地で行われた。来月の着工、2026年3月の開業を目指しており、関係者が工事の無事を願った。

 ホテルは東日本大震災・原子力災害伝承館や今後整備される県復興祈念公園に隣接する。5階建て、延べ床面積は約7千平方メートルで、完成予想は【図】の通り。客室100室と四つのカンファレンスルームを備え、国際会議の誘致や教育機関などの研修旅行、インバウンド(訪日客)を含む観光客の受け入れによる浜通りの交流人口拡大が期待される。

 地鎮祭には大和ライフネクストの竹林桂太朗社長や設計施工を担う大和ハウス工業の村田誉之副社長、双葉町の伊沢史朗町長ら約30人が参加した。神事の後に取材に応じた竹林社長は「双葉町の明るい未来を感じてもらうような施設を目指したい」と語った。

 施設名は再生、再会、再訪など、双葉にたくさんの「ふたたび」をもたらすホテルになることを願い名付けた。共用棟には、震災などについて理解を深めてもらうライブラリー機能も設ける。双葉町への住民の定住を後押しするため、非正規を含めると50~60人を現地雇用する考え。

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