台風の圧倒的なエネルギーを、どうにか利用できないだろうか。こんなことを考える人はいるものだ。あるとき、友人ととりとめもなく風の話をしていた俳人の坪内稔典さんは、台風で電気を起こせないかと夢想する ▼台風電力株式会社をつくり、台風の力を電気に換え蓄えられる電池を進路に置いておく。日本に接近する頃にはエネルギーをすっかり抜き取られ、きっとそよ風になっている―と話は弾む。渇水状態になっても困るので、...
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