ベトナム南部、メコン川下流のデルタ地帯は、コメを中心に国内の食糧の半分以上を生産する穀倉地域だ。かつて雨期には深さ5メートルの水の下に沈む湿地だったが、ベトナム戦争後に政府が堤防建設などを進め、肥沃(ひよく)な田畑に変わった ▼三毛作の拡大で収穫量が増え、世界3位のコメの輸出国に押し上げた。しかしこの地域は近年、海水がメコン川を逆流することによる塩害に見舞われている。原因は地球温暖化による海...
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