松尾芭蕉来福330年の節目に始まった連載「おくのほそ道まわり道」は、今回で幕を閉じる。最後に、芭蕉は、この奥州・北陸の旅でつかんだ人生観を、どのように作品に昇華させたのか、俳人の長谷川櫂さんに結んでもらった。 前回は、「おくのほそ道」の第3部にあたる尿前(しとまえ)の関から市振(いちぶり)の関までの旅で、芭蕉は宇宙空間に入って行くような体験をし、「変化をくりかえしているものこそ実は何も変わら...
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