【旅の終わりに】俳人・長谷川櫂さん(中) 宇宙の中に「不易流行」

04/20 14:30

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 はせがわ・かい 1954年、熊本県生まれ。東大法学部卒。読売新聞記者を経て、創作活動に専念する。「朝日俳壇」選者、サイト「一億人の俳句入門」で「ネット投句」「うたたね歌仙」主宰、「季語と歳時記の会(きごさい)」代表。66歳。

 「おくのほそ道」の旅を経て、松尾芭蕉の創作表現には変化が表れた。この旅の成果の一つが「かるみ」。さらに「不易流行(ふえきりゅうこう)」―変わらぬものと、変わりいくものの根源は同じ―という芭蕉のもう一つの俳諧理念も、この旅で見いだされたといわれる。では芭蕉は、どこで、どのように、この考えにたどり着いたのか。前回に続き、俳人の長谷川櫂さんに聞いた。  「おくのほそ道」の旅の成果として「かるみ」があると...

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