「常磐ものカレー」開発 相双漁協と笑夢、シラスとアオサ使用

10/08 08:00

シラスとアオサを取り入れたカレー
カレーをPRする斎藤部長(前列左)と芳賀社長(同右)ら

 相馬双葉漁協原釜地区青壮年部は福島市のカレー店「笑夢(えむ)」の協力で、相馬沖で取れたシラスやアオサを使ったカレーを開発した。開発したカレーは13日、湯川村の道の駅あいづ湯川・会津坂下で開かれる県産魚介類の販売イベントで、試食として100食が振る舞われる。

 カレーの開発やイベントは「常磐もの」を広め、浜通りへ足を運ぶきっかけにするのが目的。複数ある魚介類の中から、カレーに合う食材としてシラスとアオサを選んだ。シラスとアオサを8種類のスパイスを使って作ったカレーと一緒に入れて香り付けをし、スープ状に仕上げた。

 開発関係者による試食会が3日、福島市の県立美術館に併設する笑夢店内で開かれた。笑夢の芳賀真社長は「シラスの風味を残しながら、カレースパイスとのバランスを工夫した」と話し、同部の斎藤智英部長は「食べたことのない組み合わせ。シラスの風味があり、おいしい」と笑顔を見せた。

 イベントは午前10時~午後4時。開発したカレーが振る舞われるほか、ヒラメ料理の提供や魚のつかみ取りなども行われる。

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