東日本大震災の犠牲者の鎮魂と復興を願うイベント「光のモニュメント」は20日、相馬市で始まった。古里再生への祈りを込めたサーチライトが、来年3月11日まで相双地方の各地で夜空に向かって放たれる。
イベントは、震災に思いを寄せる機会にしてもらおうと2017年から続いている。今回は相双9市町村11カ所で行われる予定。相馬市では、松川浦に突き出た桟橋の先端から光の柱が伸び、闇夜を照らした。実行委員会の須藤栄治代表(51)は「イベントを通じて、相双を一つにつなげたい」と話した。
次回は11月3日、葛尾村の復興交流館あぜりあで実施する。問い合わせは実行委(電話090・4043・5753)へ。