信用調査会社の東京商工リサーチ郡山支店によると、温泉旅館を運営していた東山ホテル(会津若松市)は23日までに、地裁会津若松支部から破産開始決定を受けた。負債総額は約1億円。
同社は1997年8月設立。東山温泉で「おやど東山」を運営し、毎期5千万円前後の売上高を計上していた。
しかし、新型コロナウイルス感染拡大の影響で2021年8月期は売上高約3800万円にとどまり、約200万円の最終赤字を計上。業績は一時回復したものの、設備の老朽化やコロナ禍前の水準まで客足が戻らなかったことから資金繰りが限界に達し、事業継続を断念した。