相馬市のマルリフーズが製造する松川浦産アオサのオイル漬け「ピリ辛松川浦かけるあおさ」が、第15回調味料選手権で準優勝となる総合2位に輝き、地域性を反映した商品に与えられる「ご当地部門最優秀賞」も獲得した。同社の総合2位は、昨年の「松川浦かけるあおさ」に続き、2年連続となる。
選手権は日本地方創成協会(東京都)の主催、日本野菜ソムリエ協会(同)の運営。調味料業界の活性化を目的に開催しており、今回は全国から183点が出品された。専門家による食味審査を通過した50品について、大阪府の阪神梅田本店で試食や投票などを行い、20日に結果が発表された。
ピリ辛松川浦かけるあおさは1個800円。定番の「松川浦かけるあおさ」の姉妹商品として開発された。サクサクとした乾燥アオサや、香ばしく揚げたニンニクをオリーブオイルに漬け込み、青トウガラシの粉末を加えて辛みを引き立てた。パスタやご飯との相性は抜群だという。阿部純也営業部長(51)は「2年連続の2位は、うれしさと悔しさが半分ずつ。さらなるアオサの知名度向上につなげ、地元の漁業を盛り上げたい」と話した。