バスケットボール男子Bリーグ2部(B2)東地区の福島ファイヤーボンズは26日、ホームの円谷幸吉メモリアルアリーナで同地区の信州ブレイブウォリアーズに74―101で敗れ、5連敗となった。通算成績は2勝6敗で、順位は東地区7チーム中7位。福島は次戦の27日も同会場で信州と対戦する。午後1時35分開始予定。
【経過】福島は第1Q、攻撃を2点シュート3本に抑えられ、14点をリードされた。第2Qではゴール下を中心に攻め込まれ19点差とされた。第3Qは伊集やホプキンスを中心に反撃したが、差を縮めることはできなかった。第4Qも外国籍選手を中心とした相手の攻撃を止められず、最後は27点差に突き放された。
勢いにのまれた第1Q
咋季までB1の舞台で戦っていた信州のテンポに崩され、連敗を止めることができなかった。15得点を挙げ、4アシストでチームに貢献した福島のポイントガード伊集(いじゅ)貴也は「出だしが最悪だった。点差が全てだ」と結果を悔やんだ。
昨年のB1得点王をはじめとする外国籍選手らに3点シュートを取られないようにチームとして意識はしていた。
しかし、第1Qから5本の3点シュートを決められ、相手のペースとなってしまった。2点シュート成功率もこの試合では福島の44・7%に対し信州は51・2%で、「信州の方がボールに対する執着心が勝っていた」と伊集は語る。
劣勢の中、伊集は持ち味のスピードを発揮。ボールを奪うと相手ディフェンスを交わしながら攻め込み、「勢いに乗ることを意識していた」と2点、3点シュートを3本ずつ決めた。
「開始直後の対応や防御面など、チームで共有すべきことを話し合いたい」と反省点を語った伊集。「気持ちを切り替え、勝つための準備や修正をしていく」と前を向いた。(佐藤未羽)