秋の味覚サンマが5日、今季初めていわき市の小名浜漁港に水揚げされた。約54トンが水揚げされ、港が活気づいた。
同市の中之作漁協所属の第11権栄丸(199トン)と第21権栄丸(同)が2日夜に北海道東方沖などで漁獲した。サンマは昨年に比べて若干大きく、100グラム以上の中型が多い。昨年より安い1キロ当たり360~407円で取引された。同港への水揚げ量を増やすため、船上で魚を冷凍する「船上凍結品」も運び込まれた。
第11権栄丸の森田毅漁労長(55)は昨年より約2週間遅いながらも初水揚げができたことに安堵(あんど)し「県内の皆さんにおいしいサンマをたくさん食べてほしい」と話した。