【ワシントン共同】米労働省が13日発表した5月の卸売物価指数はモノとサービスを合わせた総合指数が前年同月より2・2%上昇した。改定された4月の伸び率2・3%をわずかに下回り、4カ月ぶりに上昇率が縮小した。市場予想も下回ったものの、1年ぶりの上昇率となった4月とほぼ同水準の伸びを維持した。サービスの価格が2・6%上昇し、全体を押し上げた。
物価高抑制のため米連邦準備制度理事会(FRB)が高金利政策を長期化する中でも、インフレ圧力の根強い状況が続いている。
モノの価格は1・6%上昇した。うち食品は1・3%、エネルギーは1・8%それぞれ上がった。