警視庁管内の警察無線の維持管理などを担う東京都警察情報通信部(都通)が、創設70年を迎えた1日に同庁本部庁舎(千代田区)で記念式典を開いた。人命救助に当たる機動隊員らと比べ脚光を浴びにくいが、裏方として治安を支えてきた。東日本大震災やあさま山荘事件、海外の災害現場にも派遣され、活動は都内にとどまらない。
式典には都通職員ら計約80人が出席。緒方禎己警視総監は、世界に誇れる情報通信システムを作り上げてきた都通の貢献なくして東京の治安は語れないと強調。
都通は警察庁の地方機関で、1954年に発足。2004年4月から現在の名称となった。