クマによる被害が多発する秋田県は1日、県内の出没情報をスマートフォン、パソコン上の地図に表示する新システム「クマダス」の運用を開始した。指定したエリアでの出没情報を、速報メールで受け取ることもできる。イノシシやシカにも対応しており、動物による人身被害の防止につなげたい考えだ。
地図で出没地点を選択すると、日時や目撃時の状況が表示される。これまでも似たシステムはあったが、県が市町村の情報を集約していたため反映に時間がかかっていた。クマダスは各自治体が直接入力する仕様になっており、速報性が向上する。
今後は観光地などにクマダスのQRコードが載ったチラシを配布し、注意喚起する。