国土交通省は1日、鉄道の運転免許を取得できる年齢を、これまでの20歳以上から18歳以上に引き下げる改正省令を施行した。働き手不足に悩む全国のローカル鉄道で、若手の人材を確保しやすくする狙い。
改正省令では性的少数者に配慮し、運転免許証から性別欄を削除した。以前から免許取得者の男女比などの統計は取っておらず、国の業務や政策に支障はないとしている。
国交省によると、鉄道会社が高校生に就職を呼びかける際、20歳まで免許取得ができないことを説明すると他業種に流れていくといった声があった。
国交省のアンケートでは、地方の公営交通など140社局のうち、50%が運転士不足と回答した。