【モスクワ共同】ウクライナ軍無人機によるロシア国内のエネルギー施設への攻撃が続いている。ロシアメディアによると、6月下旬までの半年間で、40カ所以上の石油備蓄基地や石油精製工場が標的となった。侵攻を支えるロシア経済への打撃を狙った攻撃が鮮明になっている。
ロシア政府は5月下旬、毎週発表していたガソリンとディーゼル燃料の生産統計発表を中止した。
モスクワ北西にあるトベリ州では、6月27日に航空燃料の製造施設が無人機の標的に。知事らの発表を総合すると、5月下旬から6月下旬までに南部のクラスノダール地方の石油基地など少なくとも7カ所のエネルギー施設に無人機が飛来。火災が発生、負傷者も出た。