【上海共同】中国江蘇省蘇州市で日本人学校のスクールバスを待っていた日本人母子が中国人の男に刃物で切り付けられた事件で、男を阻止しようとして刺され死亡したバス案内係の中国人女性、胡友平さん(54)について「家族思いな人だった」と友人が語った。香港フェニックステレビ傘下のニュースサイトが2日までに伝えた。
胡さんは江蘇省淮安市出身。20歳の時に工場で働くため蘇州へ移り、結婚し息子を出産。2020年に化粧品などを扱う商店を開いたが、新型コロナのため数カ月で経営不振に陥り、その後に日本人学校のバス案内係として働いていた。日本人学校の保護者の一人は「人当たりの良い人だった」と振り返った。