トルコ政府と中国EV最大手の比亜迪(BYD)が8日、トルコに新工場を建設することに合意した。関係者によると、投資額は10億ドル(約1610億円)で、中国製EVに追加関税を課す欧州連合(EU)への輸出拠点として活用する方針だ。
8日のイスタンブールでの式典にはBYDの王伝福会長やトルコのエルドアン大統領らが出席。新工場ではEVやPHVを年間15万台生産する方向だ。2026年までの生産開始を目指しており、最大5千人を直接雇用する見込みだという。
EUは今月5日から暫定的に、中国からの輸入EVに追加関税を課しており、BYDの場合は10%の通常の関税に17・4%が上乗せされる。