日本とアラブ諸国が経済関係の強化を議論する「日本・アラブ経済フォーラム」の閣僚会合が11日、東京都内で開かれた。双方は経済安全保障や気候変動問題などの分野で協力を深めることで一致し、共同文書をまとめた。終了後の共同記者会見で、上川陽子外相は「アラブ諸国にとって信頼できるパートナーとして共通の課題に取り組む」と表明した。
上川氏はパレスチナ情勢を巡り、平和と安定のために経済面の取り組みが不可欠だとの考えも示した。
同席した斎藤健経済産業相は、双方は歴史的な友好関係に基づく重要なパートナーだとし「政府間、企業間の具体的な協力につながることを期待する」と強調した。