夏の猪苗代町を彩る祭典「第76回磐梯まつり」が20日、同町の亀ケ城公園で始まった。メインイベントの「火の祭典」では、たいまつ行列の炎が会場を照らし、幻想的な雰囲気の中で参加者が磐梯山に感謝の気持ちと祈りをささげた。
まつりは磐梯山噴火による犠牲者の魂を慰め、豊かな自然の源である磐梯山への感謝の心を受け継ごうと開かれている。
火の祭典では、同町の磐椅(いわはし)神社から授かった御神火を地元の子どもたちによる「たいまつランナー」が同公園の会場まで運び、噴火犠牲者の冥福や町民の安寧などを祈った。
最終日の21日は午後7時半から「会津磐梯山総おどり」が行われる。