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国重文の「立木観音」開帳 会津坂下、上宇内薬師も 18日まで

08/18 09:00

18日まで開帳されている「立木観音」=17日午前、会津坂下町・恵隆寺

 会津三十三観音の一つで「立木観音」として知られる国指定重要文化財の千手観音立像が17日、福島県会津坂下町の恵隆寺で開帳された。同じく国重要文化財に指定されている上宇内薬師も同日、同町の上宇内薬師堂で開帳された。18日まで。

 恵隆寺は毎年、例大祭に合わせて観音像を開帳している。上宇内薬師は例年9月12日に開帳されるが、10月に会津若松市で開かれる「日本遺産フェスティバル」のプレ企画として、町が観光PRを目的に同日程での開帳を企画した。

 立木観音は高さ約8.5メートルで、平安時代に弘法大師が巨木の枝を切り、根が付いたままの立ち木に像を彫ったと伝わる。一本彫りの木像では国内最大級の大きさといわれている。18日は午前10時と午後2時から約1時間、自由に参拝できる。

 上宇内薬師は高さ約1.8メートルで、10世紀初めごろに造られたとされている。9世紀ごろの如来坐像と比較すると、優しげな表情が特徴だという。18日は午前10半~正午、午後1時半~同3時半に開帳される。

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