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福島県産米パック「ふくふくご飯」、スペインへ 被災地の風評払拭

08/23 07:50

相馬屋がスペインに輸出するパックご飯

 米穀卸売・小売業の相馬屋(いわき市)は、東京電力福島第1原発事故で避難指示などが出された12市町村で収穫されたコメを原料にしたパックご飯「ふくふくご飯」をスペインに輸出したと発表した。12月にマドリード、バルセロナの2カ所で開催される福島フェアに出品する。

 ふくふくご飯の輸出は初めてで、同社は県産品の風評払拭や被災地の営農再開につなげたい考えだ。

 輸出するパックご飯は540パック。県貿易促進協議会の事業として開かれた7月の商談会で輸出が決まり、今月19日に出荷した。同30日に横浜港を出港し、10月にスペイン・バレンシアに入港予定。同国の日本食品店「Tokyo―Ya」が開くフェアに出品する。

 同社は昨年11月、楢葉町にパックご飯工場を完成させた。担当者は「今後も輸出を促進していきたい」と話している。



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