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「じゃんがら」で能登を元気に いわきの有志、9月1日に珠洲で披露

08/26 08:00

珠洲市でのじゃんがら披露に向けて練習する磐城じゃんがら遊劇隊のメンバー

 能登半島地震の発生から8カ月となる9月1日、福島県いわき市の「磐城じゃんがら遊劇隊」のメンバーが被災地の石川県珠洲市を訪れてじゃんがらを披露し、犠牲者の追悼と被災地のいち早い復興を祈念する。隊長の鈴木崇弘さん(49)は「能登半島地震は人ごとではなく、何かしたいとずっと思っていた。じゃんがらを一緒に踊り、元気になってもらいたい」と意気込みを語る。

 じゃんがらはいわき市でお盆の時期に踊られる念仏踊り。磐城じゃんがら遊劇隊はイベントなどで踊るために市内の有志が2010年に結成。毎年3月11日に追悼演舞を行うほか、熊本地震の被災地でもじゃんがらを奉納している。

 今年6月、東日本大震災や能登半島地震の復興支援イベントを続けている「ラブフォーニッポン」と同市で一緒にイベントを開いたたことがきっかけで、同団体が9月1日夕方から珠洲市の直(ただ)小で開くイベントでじゃんがらを踊ることになった。

 鈴木さんは、震災後、いわきに音楽家らいろいろな人が訪れてイベントを開いていたことを振り返り「当時はとても励ましてもらった。今度は自分たちができることをしたい」と語る。

 メンバー6人で現地を訪れる。遊劇隊のじゃんがらは盆踊りのように大勢の人と踊りの輪を広げるのが特徴で、鈴木さんは「何ができるか分からないが、皆さんと一緒に踊りたい」と意欲を示した。

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