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ふくしまの酒…案内人52人を認定、俳優・神尾佑さんはマイスターに

08/30 08:15

県産酒の魅力発信を誓う「ふくしまの酒地域案内人」ら
ふくしまの酒マイスターに委嘱され、抱負を語る神尾さん

 福島県は29日、交流サイト(SNS)などを通じて県産日本酒の魅力を発信する「ふくしまの酒地域案内人」の第1号に52人を認定した。福島市で認定式が行われ、内堀雅雄知事が案内人の情報発信による県産酒のファン拡大に期待を込めた。

 案内人の認定は、県産酒の消費拡大に向けた新たな取り組みで、県内の酒販店や宿泊施設の従業員を対象に募集した。案内人はSNSのほか、接客の機会を活用して県産酒をPRする。

 認定式では、内堀知事が案内人代表の高橋美奈子さん(福島市・松島屋旅館)に認定証を手渡した。高橋さんは「日本酒に限らず、福島の魅力を国内外に発信していきたい」と意気込んだ。席上、県産酒のPRに向けたキャッチコピー「ふくしまの酒と。」が発表された。

 認定に先立ち、研修会も開かれた。県酒造組合の鈴木賢二特別顧問が県産酒の特徴や本県の日本酒文化について解説した。SNSを使った情報発信に関する講演もあった。

 認定された案内人は、県が運営する「ふくしまの酒」ホームページに掲載される。案内人がいる施設には、のぼり旗が贈られる。

 神尾さん 「一緒に福島の酒盛り上げる」

 福島県は「ふくしまの酒地域案内人」認定式の席上、県産酒を国内外に広く発信する「ふくしまの酒マイスター」に俳優の神尾佑さん(いわき市出身)を委嘱した。神尾さんは「(県産酒の)一ファンとして、こだわりの酒造りや人の温かさを発信できるようにしたい」と抱負を語った。

 神尾さんは県内の酒蔵を訪ねる番組出演などを通じ、県産酒の魅力を伝える活動を続けていることからマイスターに選ばれた。内堀知事から委嘱状を受けると「念願の称号をもらえた」と笑顔を見せ、案内人らに「一緒に福島の酒を盛り上げていきましょう」と呼びかけた。

 マイスターには、国際ソムリエ協会長を務めた日本ソムリエ協会長の田崎真也さん、酒場詩人の吉田類さん、タレントの千原せいじさん、英ロンドン在住の吉武理恵さんが委嘱されており、神尾さんで5人目。

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