15日公示、27日投開票で行われる見通しの衆院選で、福島4区の自民党公認候補予定者に内定した新人の元県議坂本竜太郎氏(44)=いわき市=は1日、福島市で記者会見し、立候補を正式に表明した。
坂本氏は「東京電力福島第1原発の廃炉を時間がかかっても成し遂げ、世界に冠たる古里を築き上げる」と決意を語った。第2期復興・創生期間が来年度で終了することに触れ「復興は正念場を迎える。必要な予算をしっかり積み上げ、国の未来に貢献できる地域をつくり上げる」と述べた。
旧福島5区の現職吉野正芳元復興相(76)=8期=は9月30日に引退を表明した。坂本氏は「これまで(吉野氏が)築き上げてこられた復興の確かな道筋を途絶えさせるわけにはいかない」と強調。「党が厳しい状況にあるからこそ一丸となり、力を合わせて選挙戦を勝ち抜きたい」と語った。