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適材適所と評価 復興への懸念も 石破内閣発足受け福島県関係国会議員

10/02 09:50

 石破内閣の発足を受け、福島県関係の与党国会議員は「適材適所の人事」と評価し、本県復興や地方創生の実現に期待感を示した。野党国会議員は復興に関わる閣僚と本県のつながりの薄さを指摘し「心もとない」と懸念した。

 自民党の菅家一郎衆院議員(比例東北)は「各分野に精通した議員が適材適所で登用された。復興相は環境副大臣を務めた経験もあり、除染で出た土壌の再生利用の進展など課題の解決が期待できる」と強調した。

 公明党の若松謙維参院議員(比例)は閣僚の顔ぶれに「石破茂首相の思いが強い地方創生に取り組んでくれる」と期待した。一方で「復興は正念場だ。復興に関わる閣僚は福島に足を運び、課題をしっかり見てほしい」と求めた。

 立憲民主党の玄葉光一郎元外相(衆院福島3区)は「官房長官や財務相、防衛相、外相ら主要閣僚は手堅い人事だ」と一定の評価を示す一方、復興の司令塔となる復興相については「復興を進めるために必要な土地勘がない。心もとない」と指摘した。

 共産党の岩渕友参院議員(比例)は「首相就任前に衆院解散・総選挙の日程を提示した。(総裁選では解散前に)予算委員会を開いて議論すると言っていたが、うそをついたことになる。そんな石破氏や内閣を国民は信頼できないだろう」と切り捨てた。

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