アレンザHD増収減益、客数の減少傾向続く　24年３～８月期連結決算

　ダイユーエイトなどを傘下に持つアレンザホールディングス（ＨＤ、福島市）が１０日発表した２０２４年３～８月期連結決算は、売上高に当たる営業収益が７８７億５９００万円（前年同期比４．０％増）、経常利益が２０億３７００万円（同２７．１％減）、純利益が１２億１９００万円（同３１．８％減）の増収減益だった。

　物価高の影響で節約志向が根強く、客数の減少傾向が続く。春先の低温で粗利率の高い園芸・農業資材の売り上げが低迷したほか、ＥＣサイト販売増による配送コストや販売手数料の経費が増えたことなどが減益に影響した。ダイユーエイトは、前年同期比で客数が１．２％減少し、客単価が１．４％増えた。既存店売上高は０．２％増加した。

　業績予想を下方修正

　アレンザホールディングスは１０日、２０２５年２月期の連結業績予想を下方修正した。営業収益は１５７４億円（前回予想比０．３％減）、経常利益は４５億円（同１３．５％減）、純利益は２４億円（同２０．０％減）にそれぞれ引き下げた。