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果樹カメムシ類、4年ぶり注意報 平年より2~6倍の発生確認

07/31 08:10

ナシの果実にとまるチャバネアオカメムシ(県病害虫防除所提供)

 県病害虫防除所は30日、果実を吸う害虫「果樹カメムシ類」の発生が平年より多いとして、県内全域に注意報を出した。注意報の発令は4年ぶり。同防除所は樹種に応じた薬剤の早急な散布や多目的防災網の設置などを呼びかけている。

 同防除所の調査では、県内の園地全8地点で平年より多く、2~6倍の発生が確認されている。そのうち、福島市や国見町、鏡石町など計6地点でカメムシが多発した2020年と比較して多い傾向にある。リンゴやモモ、ナシで被害が確認されており、8月以降の果樹類の被害が懸念されている。同防除所は、地域で一斉に薬剤を散布するなど対策の徹底を求めている。


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