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ワタガシ、2大会連続「銅」 パリ五輪、バドミントン混合ダブルス

08/03 07:05

銅メダルを獲得した渡辺(左)と東野=資料写真

 【パリ=報道部・佐藤智哉】パリ五輪第8日の2日、バドミントン混合ダブルスで世界ランキング5位の渡辺勇大(27)、東野有紗(28)組=BIPROGY、富岡高卒=は同2位の叙承宰(ソ・スンジェ)(26)、蔡侑玎(チェ・ユジュン)(29)組=韓国=との3位決定戦に2―0で勝利し、2021年東京五輪に続く銅メダルを獲得した。バドミントンの日本勢で、2大会連続でのメダル獲得は初めて。渡辺、東野組が偉業を成し遂げた。

 渡辺、東野組は1日夜(日本時間2日未明)の準決勝で同1位の鄭思維(てい・しい)(27)、黄雅瓊(こう・がけい)(30)組=中国=に0―2で敗れ、3位決定戦に回っていた。

 大堀彩は8強入り

 女子シングルスでは世界ランキング10位の大堀彩(27)=トナミ運輸、富岡高卒=が決勝トーナメント1回戦に臨み、同20位のヨ・ジャミン(25)=シンガポール=を2―1で破り、8強入りを決めた。大堀は3日午前10時50分(日本時間3日午後5時50分)開始予定の準々決勝で同4位のカロリナ・マリン(31)=スペイン=と対戦する。

 競泳の松元克央(かつひろ)(27)=ミツウロコ、いわき市生まれ=は男子100メートルバタフライ予選に出場し、51秒43の全体12位で2日午後(日本時間3日未明)の準決勝進出を決めた。 

 メダル取れてうれしい

 2大会連続の銅メダルに東野は「『金』を取る気持ちだったので悔しいが、メダルを取れてうれしい」と涙ながらに話した。渡辺は「もう一度表彰台に上ることができる」と喜んだ。

 富岡一中時代にペアを結成し、今年で13年目。「メチャクチャきつかったが、最後まで諦めずに戦えた」と3位決定戦を振り返った渡辺に対し、東野は「感謝しかない。出会ってよかった」と、13年分の思いを伝えた。


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