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ホキコバ初勝利「やっと」 パリ五輪・バドミントン、ワタガシ2連勝

07/31 08:50

 【パリ=報道部・佐藤智哉】バドミントン男子ダブルスの保木卓朗(28)、小林優吾(29)組=トナミ運輸、富岡高卒=は1次リーグ2戦目で待望の五輪初勝利を手にした。保木は「やっとやっと勝てました。そのひと言です」と言葉に喜びがにじんだ。

 いいところなく敗れた初戦から中1日。「勝ちたい気持ちが先行してしまった」という初戦の反省を踏まえて「一ラリー一ラリーを考えながら、相手を見ながらプレーすることを意識した」と小林。息の合った連係と積極性が戻り、第2ゲームでは6連続得点を奪うなど、圧倒した。

 試合後、観衆からの拍手と歓声を一身に受けた。「こんな歓声を浴びたことはない。この貴重な時間を大切にしたい」と小林が語れば、「次もあの雰囲気でできるように頑張りたい」と保木。息を吹き返した「ホキコバ」が1次リーグ突破へ勢い付く。

 自信の首位通過

 混合ダブルスの渡辺勇大(27)、東野有紗(27)組=BIPROGY、富岡高卒=は苦しみながらも2連勝し、1次リーグをトップ通過。渡辺は「二つ続けて勝てたことを評価したい。自信を持って戦える」とトーナメントへ手応えを口にした。

 第3ゲームは0―4と先行を許したが「向こうが4点連続で取れるんだったら、こっちも取れる」と渡辺が奮起。言葉通り3―6から4連続得点し、終盤の攻防をものにした。

 6月のインドネシアオープンで左足首を負傷した東野は五輪が実戦復帰の大会で「接戦を勝てた。この感じを大事にしたい」とトーナメントに照準を定めた。


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